作品の権利とはどこまでを示すのか。 例えば自分の作品の一部分をどこまで覚えているのか。 この作品は、写真家による既存のスナップなどを素材とし、そのフォーカスから外れた部分、撮影者の意識の外側に写る人々の顔のみをスキャンしたものです。 確かにそこに居たのに、写真になることで存在があいまいになる。 消失されかねない意識の再認識。 顔たり得ないポートレート。